「練乳があるな……」
いっぱいだ。
「何に使うか……」
練乳といえば、いちごである。
だが今はいちごの持ち合わせがない。
まいっちんぐ。
じゃあどうするか。
練乳の使い道。
その一つは――
「パンだな」
食パンに――かける。
練乳は食パンにかけると美味いのだ。
クリームをかけた食感に近いのだ。
「食うか」
◆
草薙はパンを手に取った。
そして練乳をかける。
練乳をかけたパンを焼いた。
そしてできあがったのが
「美味そうだ」
練乳パンである。
食べる。
その味は……
「美味い!!」
美味かった。
練乳パン、うまい。