草薙悠弥、納豆を食べる
――いただきます。
納豆だ。
今日の食事は納豆である。
(日本だなぁ~)
そう思った。
無論、なんとなく。
三パックで百円位。
普通の納豆だ。
お手軽な値段だ、素晴らしい。
納豆はいい。
疲労回復効果がある。
納豆は肌にもいい。
草薙はそう思ってる。
(納豆はいい)
日本人を色んな面で支えてきた納豆。
タレがついていたのでかける。
草薙は納豆に少し、醤油をかけた。
かき混ぜる。
糸が引く。
納豆のにおいがした。
(これがいいんだよこれが)
健康になりそうだ。
古来から日本人の健康を支えてきた納豆。
納豆を――食べる。
味は……
(――うまい)
納豆、うまい。
日本の味。
食べる……
醤油とダシのきいたタレが混ざり合う。
うまい。
畑の肉と呼ばれる豆。
良質なたんぱく質がある。
(凄いぞ、うまいぞ)
納豆。
三パック百円位の普通の納豆。
だけど上手い。
草薙は納豆を食べる。
うまい、と思いながら納豆の力に思いをはせる。
納豆は疲労回復効果がある。
そして、夜や寝る前に食べると更に
いいというのが風説だ。
(納豆、いいな)
日本の納豆。
うまい納豆。
健康に繋がる納豆。
それが素晴らしいと思った。
三パック百円位の普通の納豆。
誰でも食べれる普通のものだ。
――それもまた良し。
誰でも食べれるというのがいいのだ。
庶民でも食べれる、健康でおいしくい納豆がいいのだ。
この納豆を作った者達に感謝。
豆の恩恵に感謝。
納豆に……
(感謝)
草薙は手をあわせた。
――ごちそうさまでした。