――そこはメイド天国だった。
「いらっしゃいませ、お客様」
「歓迎させていただきます」
屋敷に入った時に目にしたのは、メイド達の歓迎。
ズラリと並んだメイド達が一糸乱れぬ所作で、草薙に頭を下げる。
圧倒されるのはまずその数。
グラマラスな肢体をメイド服に身を包んだ、数多くの美女達が圧巻だった。
ボイン
ボイン
ボイン
ボイン
ボイン
一斉に礼をした際にメイド達の大きな胸が縦揺れる。
メイド服は胸元が開かれており、そこからポロリとまろびでんばかりの
爆乳といって差し支えない巨乳が揺れた。
メイド達の統一された所作からはよく調教されているのが見て取れる。
――美女軍団。
(これは……)
通常ならこのメイド軍団に圧倒されるのが大多数だろう。
草薙自身、このような歓待を受けた事は何度もあるがそれでもインパクトは感じる。
柔らかな微笑を浮かべ一斉にこちらを見るメイド達。
その視線に思わず頬がゆるみそうになる。
だが油断してはならない。
今草薙が入ったのは虎穴。
巨乳メイド軍団の歓迎はいまのうちだけ。
後ほど、このメイド美女軍団が敵として一斉に牙を向いてくるだろう。
今、こうやって美女に見とれるのはよろしくないのだが……
ボイン
ボイン
ボイン
――それもまた良し。