新春、風呂に向かう。
日々の疲れを洗い流すため。
(心にたまった汚れを洗い流すため)
体を清めよう。今のハーレム王(仮名)はそのような心持ちであった。
「…………」
空を見上げる。
透き通るような青空が視界一杯に広がっていた。
春の訪れを祝うかのような澄んだ空は心まで透き通るかのよう。
(心が……)
心に広がるものがあった。
澄んだ空から綺麗な水滴が心におち、清らかな波濤が広がるかのよう。
(煩悩が……)
希釈されていく感覚があった。
(悪くない)
――軽い。
そんな心地があった。
(そうだ――)
素直に思う事があった。
(――清らかに生きよう)
心は柔らかに。
静かに清らかに、新春を過ごす。
そう在りたい。そう男は思った。
湯の戸を開ける。
そこには――
「「「主様♥」」」
「「いつも頑張っている主様を癒すため」」
清らかな心持ちの
「私め達が命を尽くします」
豊満な女体の――
「「「お疲れ様です、主様」」」
絶対服従美女軍団がいた。
「…………」
――エロい!
そんな心地があった。
(そうだ――)
素直に思う事があった。
(――エロい事をしよう)
心はギンギンに。
欲暮のままに。激しくヤろう。
そう在りたい。そう男は思った。
新春の風呂。
この後めちゃくちゃ■■■する。
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限定版に続く
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