試文

神理とは真理であり心理。 神、世界、人の法則で紡がれる三位一体の超常の力。 心、すなわち意志の力が少なからず反映される。 虚神――その日本を守る意志は真実法外。

「――おおおおおおぉぉぉ！！」 総身から力を振り絞る。 紡がれる神理。 蒼の風が湧出する。 ――蒼生守護 宿願が神理を紡いだ。

「寒天を作りましょう。 風守の女達が、寒天を作る」 風守神社の美女、美少女達。 日本人に送る寒天を作るのである。 「楽しみですね」 「透明な水菓子……寒天。 なんとも涼感のある、風情どすなぁ」 「風守 ...

誓いと共に撃ち放たれる風の拳。 日本を襲う魔の災過を撃ち抜く。 いかせない通さない、殺させない。 日本を守ると拳が語っている。 それが散った者達への手向けであると、草薙悠弥は 討滅の理を紡いだ。

故に彼の風は蒼海の蒼。 故に彼の風は蒼穹の蒼。 蒼生守護の風だった。