――食べて応援
日本の生産業を食べて応援!
支援!
大陸からのウイルスやら、不景気とかなんやらあって色々危機の日本。
食料廃棄や食料在庫を抱える生産業に携わる所を超ささやかながら食べて応援する。
日本の国産業者を食べて応援するのだ。
「食うか」
草薙悠弥は思う。
草薙悠弥は戦っている。
だが、全国の業者も戦っているのだ。
税金に、大陸からのウイルスに、世の中に。
それを少しでも食べて応援するのだ。
生産は大事である。
故に少しでも力になるため食べて応援なのだ。
綺麗事だろう。
微力だろう。
だが――
「――それもまた良し」
草薙悠弥は、日本の飯を食べた。